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義レンジャー

オールドタウンの蕎麦屋に「義レンジャー」が揃っていたのを発見した。
――のはいいが…。
全員仲良くというわけにはいかんのか。

この中に、神(私)が指示可能なプレイヤーキャラはいない。
コトは偶然の産物であるようで。
幸村と兼続は、ほぼ同時刻に蕎麦屋に到着したと思われ。
二人同じテーブルに着く。
そこへ。
佐和山主従も連れ立って来たもよう。
すでに二人がいたテーブルに三成も着席。
会話をしつつ食事は進む。

【ほれ、左近も会話に加わらんかい】
神の願いは空しく。
左近は、機嫌を損ねてしまう。
どうやら、幸村と三成が会話している姿に嫉妬してしまうようで。
一方的に親密度が下がる・下がる。
【べつだん、幸村はなんとも思ってないから。左近から殿を奪ったりしないから】
言い聞かせようにも、方法はなく。
ひとり勝手に拗ねている。

ファイル 111-1.jpg

そうこうしているうちに兼続は食事を終えて、席を立つ。

手前の、空の丼は、兼続が食べたもの。
【兼続、ちょっと食べるの早くない?幸村が食べ終わるまで待ってあげれば?】
この声も、届かず。

【みんな西軍でしょ~~が。仲良くしてよ~~。
左近もさ~~。オトナなんだから~~。】
いや。オトナだからこそ、あれこれと考えてしまうのか。
大切な大切な殿だからこそ、誰にも手を出させはしないと誓うのだろうけれど。
もうちょっと、おおらかな気持ちで見守ってよ。

幸村の三成に対する感情は「友情」であって「恋情」ではないと神は思うのだが。

それにしても――
殿、めちゃめちゃ左近に愛されてるね。
殿、左近を大切にしてあげてね。

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