錦秋の候――
全国的に稲刈りも終わってますよね?
今年の稲の作柄は、やや良…とか。
佐和山でも。
作況指数104(彼らの時代、そのような数値はないぞ)
新米の季節です。
納められた年貢米に
殿は「うむ。うむ」と満足げ。
天候にも恵まれ、戦乱もなく、夜盗の襲撃もないのは、ありがたいことです。
合戦があると、田畑も踏み荒らして走り回りますからねー。(殿も走ってるんだけど)
今年の豊作を祝って。
近隣の方々を招きました。
招待したのは。
西軍メンバー、幸村と兼続。
それに。
みっちゃん(OROCHI再臨の第一小隊メンバーです)
↑
これは、どちらかというと、みっちゃんの為。
なにしろ、みっちゃんは、この前のゴシップ事件がまだ尾を引いていて、スタジオタウンでもなかなか信頼回復には至っていません。
せめて、殿との友好度をアップしておかないと~~。
左近が酒の用意をして、他のシムにも勧めます。
【みっちゃん、幸村と喋ってないで、殿と話しなさいよ】
神(私)は思うのですが。
みっちゃんから、殿に話しかけようとはしません。
殿は、自宅にいてもスターの証(頭上の星)が煌めいているので。
みっちゃん、ちょっと遠慮してる??
ってことはないよね?
ご近所さんなんだし~~。
殿に指示して、光秀に話しかけさせても。
いまいち、会話が続かないのはなぜ?
そうこうしていると。
殿と光秀の様子に嫉妬するのか?
左近が殿に戯れかかる。
殿も、平気でそれを受け入れる。
もう。
らぶらぶっぷりを堂々とアピールです。
【左近、ちょっとおとなげないよ】
神の声は、左近には届きません。
いや。
届いてはいるものの。
神の声など、知ったこっちゃない。
『殿命』ですものねー。
ま、いいけど。
そんな二人に、みっちゃんは
「つまりませんね。私は先に失礼させていただきます」と帰ってしまった。
うーーーん。
みっちゃん、駄目じゃん。
友好度、アップしてないじゃん。
とはいえ。
引き止める術もないので。
そのままです。
と――
幸村と兼続の姿もない。
ええ??!!
二人も、帰った??!
いえ。いえ。
帰ってはいませんでした。
二人で仲良く風呂にはいってました。
これ、LOVE Tubなんですよね。
えーっと。
つまりは。
「そういうこと」ですか?
そうなんですか?
そうなのね。
邪魔をしても申し訳ないし。
そのまま放っておいたところ。
もう。
湯あたりするんじゃないかってくらい長時間はいってました。
で。
客が、風呂にはいっている間、佐和山主従は。
「殿、気疲れなさったでしょう」と左近。
実際、殿の楽しさゲージは、真っ赤です。
殿の性格では、人をもてなすとか、気配りをするというのは、ものすごく疲れるようです。
「どうです?ちょっと座りませんか?左近が提げ重を用意しましたから」
「そうだな」
「この提げ重、出来が悪くて、城外には出せませんが、ここで使うくらいのことはできますよ」
↑
出来が悪いのは神のせいだ。
済まんな、左近。
いや~~。
食べ物を「おいしそうに」作るのは、私の力では無理だとしても。
食べ物らしく作るのも、難しいです。
ごめんよ。
ちゃんとしたものを食べさせてあげたいという想いは、あるのだよ。
愛と気合と根性だけでは、技量と知識のなさをカバーできないのよ。