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新春の佐和山

新しい年を迎えた佐和山――

「めでたいですな」
左近が祝い膳の用意をします。

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「殿の生誕450年を祝えるとは、実にめでたい」と左近。
「普通、これは、自分で祝うものじゃないぞ」と殿。
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 まあ。当然ですが。ここは【そういう世界】なんですから。

「祝いに鯛を用意しましたよ。若狭から運ばせました」
「いや。俺は、魚は……」
「まあ、そう言わずに。祝いの縁起物ですから。それに、ちゃんと野菜の煮しめも用意しましたよ」

重箱を提げ台から外して自宅で使うのは、江戸時代中期からですが。
【そういう世界】ゆえ…アリということで。

「左近の心づくし、いただこう」

殿と左近と差し向かいで。

ファイル 499-2.jpg

「ところで。大量の酒があるように思うのだが」
 ↑
 そうなんです。スクショには映っていないところにも酒があるんです。
「いや、殿のご心配には及びません。松の内には左近が全部片付けておきますから」

*     *     *

このあと、二人は露天風呂へ。

ファイル 499-3.jpg

今年もこの世界の佐和山は、平穏に過ぎていきそうです。
めでたい。めでたい。

*     *     *

ところで――
更にこのあとは??
●●はじめですか??