ガサ・ガサ・ガサ すごい音がしたかと思うと何かが飛んできた。 ぼくの顔にはりついた。 「ウワー」 ぼくは、思わずさけんでしまった。 その時だけマオは、ちょっと、うしろをふりかえった。 よく見ると、飛んできたのは、イチョウのはっぱだった。だけど、ぼくが小さくなっているせいで、とても大きく見える。今のぼくなら、このはっぱで草すべりができそうだ。
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